香典袋の包みかたに関するマナーを解説! 中袋や袱紗など必要なものも確認!

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香典袋の包みかたに関するマナーを解説! 中袋や袱紗など必要なものも確認!

葬儀の際には香典を包んで遺族にお悔やみを述べるのがマナーです。香典を包むとき、香典袋の包みかたについて困った経験はありませんか?今回は、香典袋の包みかたや袱紗の使い方、香典袋に関するマナーについて詳しく解説します。

香典袋はどのように包むのが正しいのか

香典の由来は古く、古来より葬儀の際には親族やご近所さんが葬儀を主催する側の負担を軽減するために食料を持ち寄っていました。

現在のように香典を金銭で包むスタイルは、貨幣経済の発達とともに広がり、明治頃から全国的に普及したと言われています。

現在では香典と言えば、金銭を香典袋で包んでお通夜や葬儀に持参するのが一般的です。

香典袋にも様々な種類があり、コンビニや文具店などでも売っています。

香典袋には、書きかたや包みかたにも様々なマナーがあり、マナーを守ってお渡しすることが重要です。

故人の信仰していた宗教によっては、使える香典袋も違います

例えば、仏教であれば蓮の花が描かれたもの、キリスト教の場合は十字架や百合の花が描かれたものを使うことができます。

香典袋には、通常上包み中包み(中袋)の二つに分かれています。

中包みに現金を入れ、その中包みを上包みに入れて持参します。

しかし、地域によっては「不幸が重なる」との考えかたから中包みを使用しない場合があります。

中包みがある場合とない場合の香典袋の包みかたを説明します。

中包み・中袋ありのとき

香典袋は、上包みの中に中包み・中袋がある場合が多いです。

中袋とは白い封筒のようなもので、この袋に現金を入れます。

中包みとは、中袋のように袋の形になっておらず、一枚の紙を織り込んで現金を包みます

中包みへのお札の入れかたや向き、折りかたのマナーについて説明します。

お札の裏表について

普段あまり意識することはありませんが、お札には裏表があります。

お札の表は、人物が書いてある面です。

中包みにお札を入れる際には、面が裏返っているように入れます。

これは、悲しみのあまりに顔を伏せている様子を表しています。

お札の向き

こちらも普段意識することはないですが、お札には上下の向きもあります。

人物の描かれている側が下になるように包みましょう。

また、2枚以上のお札を包む場合は向きを揃えて入れるようにします。

中包みの折りかた

市販されている香典袋には、中包みや中袋は付いている場合が多いです。

中袋の場合は、封筒になっていますので折りかたを気にすることはないでしょう。

中包みの場合、付属しているものを使用する場合は最初から折り目が付いています

付属していなかった場合は、和紙などを使って自分で折る必要があります。

中包みが香典袋に付属している場合

付属している中包みを使う場合は、既に折り目が付いています。

ただ、一度開いてしまうと折りかたが分からなくなる場合もあるので折りかたを説明します。

  • 中包みを開いた状態で、中央の右側の四角い部分にお金を置きます。
  • 斜めになっている上下の折り返し部分を折ります。
  • 左側を2回折り、右側を1回折ってお金を包みます。
  • 右側を折った先を裏側へと織り込みます。
    糊付けは不要ですが、〆と書いてある場合は少しだけ糊付けします。
中包みが付属していない場合

中包みの付属がなかった場合は、和紙などを使って中包みを作ります。

中包みの折りかたを説明します。

  • しっかりとした和紙を準備し、短いほうを自分に向けます。
  • 和紙の右側の角を自分の前になるように、紙を右斜めに傾けます。
  • 和紙の真ん中に、自分と並行になるように真横にお金を置きます。
    (このとき、和紙は斜めの状態です)
  • 和紙の下側を、お札に沿って上側へ折ります。
  • お札の左側を、右側へと折ります。
  • 同じように、右側をお札に沿って左側へと折ります。
  • お札の上側の部分を、下に折り下げます。
    余った部分はそのまま裏側へと折り返します。
  • 折り返した三角形が右下になるようにして使います。

中包み・中袋なしの場合

通常、中包みにお金を入れた後、中包みには包んだ金額や名前などを書きます

これは、遺族が香典を管理しやすくするための心遣いです。

先程少し説明しましたが、地域によっては不幸が重なるとの考え方から中包みを使わない場合もあります。

その場合は、上包みの裏側に金額を書いておきましょう。

上包み(外袋)の包みかた

中包みを包んだ後は、上包みへと入れます。

市販の香典袋であれば上包みは既に折り込んでありますから、中包みを入れるだけです。

ここで注意したいのは、水引をはずさないようにすることです。

香典袋を裏返し、下の折り目を引き抜きます。

引き抜いた下側から中包を中へと差し込んで入れます。

そして、引き抜いた下側の折り目をもと通りへと戻します。

香典袋を渡すときの包みかた

完成した香典袋は、お通夜や葬儀の会場へと持参して受付で渡します。

ここで注意したいのは、香典袋はそのまま持っていかずに、袱紗(ふくさ)に包んで会場まで持参することです。

袱紗に関するマナーについて説明をします。

袱紗(ふくさ)の包みかた

袱紗の包みかたについての説明です。

葬儀に袱紗を使う際、注意したいのが袱紗の色です。

暖色系の色は結婚式などの慶事に使用するものですから、弔事では控えましょう。

弔事では寒色系、もしくは紫の袱紗を使用します。

袱紗とは

袱紗とは、元々は貴重品が入っている箱に掛けられていた風呂敷でした。

その風呂敷を贈答品を持ち運ぶ際に、汚れや日焼けを防ぐ目的で使うようになり、香典などを包む際に使われるようになりました。

香典袋を袱紗に入れることには、水引がくずれないようにする意味があり、また袱紗で包むことによって葬儀や法要などの祭礼を重んじる気持ちを表すことができます。

袱紗の包みかた

続いて、袱紗で香典袋を包む場合の包みかたを説明します。

袱紗をひし形の形になるように広げ、中心よりやや右側に香典袋を置きます。

香典袋の右側を中に折り込み、次に下側、上側の順に折り込みます。

最後に左側を折って香典袋を包みこみ、つめがある場合はつめで止めます。

逆になると慶事用になりますので、左開きになるよう注意しましょう。

袱紗をハンカチで代用してもよいのか

急な葬儀で袱紗の準備が間に合わない場合もあるでしょう。

また、葬儀となると、礼服や香典に気がいってしまいますから袱紗まで気がまわらない場合もあるでしょう。

袱紗を準備するのを忘れた場合は、ハンカチなどで代用することも可能です。

その場合、色には気を付けましょう。

黒や紫で無地のものを選び、フリルなどが付いているものは避けましょう。

香典や香典袋に関するその他のマナー

香典袋には包みかた以外にも様々なマナーがあります。

例えば、四十九日までは薄墨を使って書くこともその一つです。

これは、故人が亡くなった悲しみの涙で墨が薄くなってしまった様子を表しています。

このような、香典に関するマナーを紹介します。

香典の金額相場

香典を包む際の悩みとして多いのは、香典袋の包みかたの他に金額があります。

香典を包む際に、いくら包めばよいかを悩んだ経験のある方も多いでしょう。

香典の相場は故人との関係と、香典を包む側の年齢によって相場が決まっています。

親や兄弟姉妹などの近親者になるほど相場は高く、また香典を包む側の年齢が高くなるほど相場が高くなります。

香典袋の書きかた

香典袋には書きかたもマナーがあります。

香典袋の書きかたで気をつけたい代表的な点が表書きです。

「御霊前」と書いておけば問題ないかと思われがちですが、実は宗教や宗派によってはマナー違反になる場合があります。

基本的に仏教であれば御霊前で問題ないのですが、同じ仏教でも浄土真宗の場合は御仏前と書くのがマナーです。

これは、浄土真宗では故人は死後すぐに成仏すると考えられていることが理由です。

他にも、神式の場合は御玉串料、キリスト教の場合は御花代などと書きます。

このように香典袋の書きかたにも様々なマナーがありますので、香典を包む場合はマナーを守った書きかたをすることが大切です。

香典を連名で出すとき

表書きの下には、香典を包んだ方の名前を書きます。

香典は、個人で出す場合が多いので通常は名前をフルネームで書きます。

ここで注意したいのが、連名で香典を出す場合です。

例えば、夫婦連名で香典を出す場合であっても、夫の名前だけを書くのが一般的です。

しかし妻の名前も書いて連名で香典を包む場合もあります。

また、職場や同窓生などで包む場合も連名で包むことがあります。

こういった場合の名前の書きかたは、3名までであれば各人の名前をフルネームで書き、4名を超える場合は、「〇〇一同」というような書きかたをします

香典を渡すタイミング

香典は、通常お通夜や葬儀の会場に入る前、受付で渡します。

香典を渡す際には、「ご愁傷様でした」などのお悔やみの言葉を添えるようにしましょう。

お通夜と葬儀、どちらかに参列する場合は迷うことはありませんが、両方に参列する場合はどのタイミングで渡すのがよいのでしょうか。

両方に参列する場合は、一般的にはお通夜で香典を渡します。

ただ、地域の風習によっては葬儀の際に渡す場合もありますので、迷う場合は周囲によく確認しましょう。

まとめ

本記事では香典袋の包みかたについて、下記の内容を中心に解説してきました。

  • 香典袋には上包みと中包みの2つある場合が多いが、地域の風習によっては「不幸が重なる」との考えかたから、中包みを使わない場合もある
  • 香典袋は袱紗に入れて持ち歩くのがマナーである
  • 香典袋には包みかた以外にも、金額の相場や香典袋の書きかた、連名で出す場合の名前の書きかたや香典を渡すタイミングなど、様々なマナーがある

香典袋を包むタイミングは突然やってきます。

突然の葬儀などの場合に慌ててしまわないように、今回の記事でしっかり確認をしておきましょう。

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